土木学会誌
公募

「情報社会基盤小委員会」の委員公募のお知らせ

構造工学委員会では,「情報社会基盤小委員会」の新規設置にあたり委員を公募します。小委員会の設置目的,活動内容および応募方法は下記のとおりです。奮って御応募ください。

1. 小委員会名称 名称:情報社会基盤小委員会
提案者代表:阿部雅人(東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻)
2. 小委員会設立の背景と目的
ITの進歩は土木工学にも多大な影響を及ぼしている。高速大容量計算とネットワークは生産側の省力/効率化の可能性と,消費側の人間を中心とした増力化/快適化の可能性を拓きつつある。一方で高度情報通信放送システムが他の技術と融合し,多相的(multimodal)社会基盤を形成している事例もある。これは,地球と人間との間の構造物という従来の土木工学が対象としてきたインターフェースに加え,われわれは新たに仮想的なインターフェース,すなわち「情報社会基盤」を構築しつつあることに他ならない。一方,多様化する社会の要請に的確に応え続けるためには,情報システムを利用した社会基盤整備に関する技術開発ならびに教育を効率的かつ合理的に推進することが強く求められている。本委員会は,現在の社会基盤整備における情報化の状況を点検するとともに,各分野における情報化や情報基盤整備の進展状況の調査を進め,情報化時代のシーズとニーズを明らかにして,未来の活力ある土木工学と技術者の姿,それを支える情報社会基盤の俯瞰像を描くことを目的とする。
3. 活動内容
発足当初は,社会基盤整備の各分野間の情報交換や土木以外の分野の動向調査を主体とした勉強会を中心として進め,必要に応じてワーキンググループを設置して活動を進める。研究調査活動に基づいて「情報社会基盤論」のテキストを執筆し,講習会を実施する予定としている。
4. 活動期間と開催方法 2003年6月から2年間とし,2か月に1回程度の開催とする。旅費等の活動費の支給は行わない。E-mailによる連絡・討議を活用する。
5. 募集人数 20名程度
6. 応募方法
本委員会に応募される方は,(1)氏名,年齢,所属,連絡先住所,電話番号,FAX番号,E-mailアドレス,(2)応募理由,本委員会で取り組みたい内容のキーワード(20語程度),現在の主たる研究・業務の概要をA4用紙1枚に記入のうえ,下記申込先までお送りください。なお,委員の選任にあたっては,委員会の運営上,応募理由,提案内容および委員構成割合を考慮させていただき,応募者多数の場合にはご参加いただけないこともありますので,あらかじめご了承ください。
申込先:東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻
松本高志 〒113-8656文京区本郷7-3-1
TEL03-5841-6092/FAX03-5841-7496
E-mail:takashim@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

←戻る