土木学会誌
行事本部

7.土木デザインワークショップ2005「美しい風景をつくる現場―自然・地域・人―」
行事コード:E481
略称:デザインワークショップ


● 日時 2005年1月29日(土)13:00−17:30
● 場所 土木学会講堂(新宿区四谷1丁目外濠公園内)
「美しい国づくり政策大綱」の発表,景観法の制定と施行によって, さまざまなことが動いています。しかし,実際には何がどう動いている のでしょうか?あるいは何をどう動かせば美しい風景が実現するのでし ょうか?また,環境に対する価値観の変化や産業構造の変化は,美しい 風景とは何か,これを如何にして保全。創造するかといった問題として 私たちの前に立ち現れています。すなわち風景の規範と生成のシステム の問題です。美しい国づくりの実践のたまに避けて通れないこの課題を 考えるきっかけとして,「自然の摂理」や「場所特有の形」をよりどこ ろとした地域づくり,風景デザインの取り組みに注目することとしまし た。今年はすでに興味深い取り組みを実践している事例を丁寧に見るこ とで,そこで作られている風景の意味を考え,またその風景はどのよう に生成されているのか,関わっている人々とその役割,システムにも注 目して,実際に地域で美しい風景をつくるために必要なことを,現場か ら学びつつ議論したいと思います。
とりあげる事例は以下の2例です。一つは河川や海岸において自然の 営力を活かしたインフラ整備を独自に進め,公共事業の意味やあり様を 大きく転換させながら持続可能な地域づくりを目指している青森県の大 畑町。もうひとつは自然で魅力的な水辺の風景デザインを不作為の作為 として維持しようとしている福島県の阿武隈川です。これらについて, 多面的な議論を展開しながら,今後の美しい風景を実現するために必要 な方策を探ります。
議論は楽しく自由にすすめます。地域のまちづくりや環境デザイン, 構造物の計画設計に携わる方々や行政,学生諸氏など,土木,造園を はじめ,多方面からのご参加を期待します。
● 主催 土木学会 景観・デザイン委員会
● 定員 130名
● 参加費
2,000円(別途,昨年度報告書「美しい風景のデザインー浜・川・ 野をめぐって」を当日販売いたします)
● プログラム
司会 馬目知子(東京工業大学)
13:00
開会挨拶
景観・デザイン委員会委員長/篠原修(東京大学)
13:10
第1部 現場からの報告と問題提起
・青森県下北郡大畑町の事例
角本孝夫(サスティナブルコミュニティ総合研究所)
・福島県福島市阿武隈川の事例
伊藤 登(プランニングネットワーク)
問題提起:地域の風景をどう見るか
デザインショップメンバー
15:30
第2部 パネルディスカッション
「風景をつくる現場−自然・地域・人」
コーディネーター佐々木葉(早稲田大学)
パネリスト 伊藤 登(前掲)・角本孝夫 (前掲)・工藤 誠(オリエンタルコンサルタンツ)・他
17:20
閉会挨拶
景観・デザイン委員会幹事長/天野光一(日本大学)
17:30
終了予定 引き続き懇親会(別途 参加費3,000円程度)当日会場にて受付
なお,プログラムは変更の場合がありますので,最新の情報は,景 観・デザイン委員会のホームページhttp://www.jsce.or.jp/committee/lsd/index.htmlにてご確認ください。
● 申込方法
※申込みに関してのお願い
(1)申込み締切日前に定員に達している場合がございますのでご了承ください。なお,締切日以降の事前受付はいたしません。ただし,定員に余裕がある場合は,行事当日に会場にて受付いたします。
(2)お申込み後,キャンセルをされる場合,開催日の1週間前までに「問合先」にご連絡ください。ご連絡がない場合,参加費を徴収させていただきますのでご了承ください。
(3)お申込みをされる前にご送金いただくことはトラブルの原因となりますのでお断りいたします。
(4)テキストのみご希望の場合は,行事終了後に出版事業課までお問合せください。
● 申込締切日 2005年1月14日(金)
● 問合先
土木学会研究事業課(担当:橋本)
TEL 03-3355-3559/FAX 03-5379-0125
E-mail:hashimoto@jsce.or.jp

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