道東地域は太平洋沿岸の地震・津波や、雌阿寒岳の火山、最近頻発 する豪雨や洪水、土砂災害、冬季の豪雪など、さまざまな自然災害の 脅威にさらされています。また、近年では比較的、災害が少ないと思 われているオホーツク地域でも、過去には多くの水害があり、2004年 には未曾有の豪雪に見舞われました。

このようなオホーツク、十勝、釧根を含む北海道東部地域で、災害に 対する経験と知識を共有し、地域間、組織間の連携や、地域住民が災 害に強く豊かな地域づくりにかかわることを目指して、北見工業大学は 2005年4月に帯広、2006年1月に釧路で、「最近の大地震再考フォーラ ム」を開催してきました。3回目となる今回は北見工業大学の地元・北見 市で、「最近の災害再考フォーラムin オホーツク」を開催いたします。

これまで以上に、住民や行政機関の防災意識の向上を支援し、より 災害に強く、より豊かな地域をつくるためのきっかけとなるべく、行政機関として防災事業に携わられてきた佐藤氏、住民レベルでの防災 活動の専門家である鍵屋氏の講演および、地域の方々や行政機関の 方々を交えたパネルディスカッションを行います。