土木学会誌5月号モニター回答
土木学会英文論文集のInternational Journal化を目指して
土木学会は海外の14の学協会と協力協定を結んでいる。土木学会が今後より発展するためにも、この協力学協会との連携は不可欠であると思われる。Journal発行に際しても、この視点は取り込めないものだろうか。今後の日本の姿を鑑み、アジア諸国との連携がJournal化を緒に検討できないものだろうか。
(呉高専 市坪 誠)
国際的にも高い水準にあるであろう日本の土木学会でさえ,十分なサーキュレーションの国際誌を持たないことに驚かされた.英文で論文を書いた場合には海外の雑誌に投稿する場合が多いのだろうが,情報の発信で遅れをとることも否定できない.この分野でのご発展を期待したい.
(大阪府立大学大学院農学生命科学研究科 夏原由博)
土木学会英文論文集を,国際投稿を前提とし,海外での販路拡大となるInter-national Journal化へと転換させることには賛成である.このような方向性は,日本各所での研究や技術開発の成果を積極的に国外にアピールしていく場を土木学会が提供することとなるものである.日本の技術は,その優れた部分ですら,言葉の壁もあり,日本の財政援助や日本企業受注案件でない限り,なかなか国外で採用されることが無いと聞く.本当に優れた技術を国外へ展開していくことは,今後の日本にとって非常に重要なことであると考えられ,これを推進するための一石となるものと期待する. なお,記事では現時点で英文論文集となっているものについてのみについて述べられているが,日本国内での土木学会論文集はその内容に応じて第T〜Z分野まで分けられているのであるから,それぞれこれに応じた英文論文集があるべきではないだろうか.現在の英文論文集のInternational Journal化だけでなく,英文論文集のない分野での英文論文集の創刊も併せて必要ではないかと思われる.
(港湾技術研究所 システム研究室 赤倉康寛)
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