23.土木学会安全問題討論会’09・論文募集
土木学会安全問題研究委員会(委員長 広島工業大学教授 中山隆弘)では、定期的に安全問題討論会を開催して、学会内外から広く参加者を募り、安全問題に関して自由に意見交換できる場を提供して参りました。
過去7回の討論会では、「震災等自然災害と社会の安全」、「社会基盤施設の安全性の問題」、「構造物の早期劣化」、「土木と危機管理」、」「想定外を想定内にするための安全・防災教育」、「地域社会の安全・安心」、「組織の危機管理」といった、その時々に社会の注目を集める事案を総合テーマに選び、ときにはマスコミや一般市民の方にも参加いただき、安全問題に関する社会の生の声を聞く貴重な場となっています。
昨年は、「組織の危機管理」を総合テーマに、災害・事故発生時の地域組織(行政、企業、学校等の地域コミュニティ)の危機管理の在り方を考える場を提供させていただきましたところ、地域組織の危機管理、業務・事業継続計画(BCP)、救急救命活動等について数多くの話題提供がありました。頻発する地震や風水害に対して、地域組織が取り組むべき危機管理対策の在り方について活発な意見交換が行われました。
本年は、災害に特化するのではなく、より幅広く社会基盤施設が市民の安全に及ぼす影響に焦点を当て、「社会基盤施設と市民の安全」を総合テーマに、日常の市民生活において接する社会基盤施設やシステムの安全性について議論を深めたいと考えています。例えば、集中豪雨で被害が発生した親水公園等の安全性、工事中の住民への安全性の配慮、縁石等の道路付帯施設の安全性、高速道路上の逆走問題、ETC通過時の安全性など、市民生活に直結した安全性に関するテーマを募集します。具体的には、テーマ論文として、1)都市型災害と安全性、2)交通関連施設・システムの安全性、3)工事中の安全性、4)生活事故防止の対策、5)リスクコミュニケーション6)その他のテーマを考えています。
また、一般論文として、労働安全、ヒューマンファクター、安全・防災教育、安全知、危機管理、業務継続計画(BCP)、環境と防災、情報と防災、災害と医療等のテーマについての論文投稿も歓迎します。
つきましては、下記要領で討論会の実施ならびに論文募集を致します。会員の皆様からの積極的なご応募をお願いいたします。なお、ご投稿いただいた論文は、土木学会安全問題研究論文集の査読基準に基づいて採否を決定させていただきます。採択された論文は、2009年11月発行予定の「安全問題研究論文集(Vol.4)」に掲載させていただきます。また、11月25日に開催予定の「安全問題討論会’09」で発表していただきます。
・開催日
2009年11月25日(水)
・会 場
土木学会講堂及びEF会議室
・内 容
招待講演、パネルディスカッション、一般論文の発表
・論文募集の詳細
(1)論文内容
I.テーマ論文:「社会基盤施設と市民の安全性」に関する論文や報告
1)都市型災害と安全性、2)交通関連施設・システムの安全性、3)工事中の安全性、4)生活事故防止対策、5)リスクコミュニケーション6)その他
II.一般論文: 労働安全、ヒューマンファクター、安全・防災教育、安全知、危機管理、業務継続計画(BCP)、環境と防災、情報と防災、災害と医療等に関する論文や報告
(2)応募方法:A4用紙1枚に、「土木学会安全問題討論会’09論文」と明記の上、
(1)論文題目、(2)テーマ論文 I・一般論文IIの別、(3)著者名、(4)所属、(5)論文概要(300字程度)、(6)連絡先(発表者)の氏名、住所、電話、FAX、E-mail、を記入の上、下記宛にお申し込み下さい。
(3)応募期限:2009年6月26日(金)消印有効
(4)申込先・原稿提出先:〒160-0004 新宿区四谷1丁目番地(外濠公園内)
(社)土木学会安全問題研究委員会(担当:研究事業課 岩西伸介)
TEL:03-3355-3559/FAX:03-5379-0125/E-mail:iwanishi@jsce.or.jp
(5)原稿書式:原稿は、原則として、A4用紙で6ページ(書式はホームページhttp://www.jsce.or.jp/committee/csp/cspl.htm)にまとめて下さい。
(6)原稿提出期限:2009年 7月31日(金)消印有効
(7)論文掲載料:無料
(8)問合せ先:安全問題研究討論会実行委員会委員長 白木 渡
(香川大学、shiraki@eng.kagawa-u.ac.jp)