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土木学会誌

催事

2.建設ロボットフォーラム2009 ─未来をひらく人と環境に優しい建設ロボット─


・会 期

2009年(平成21年)9月10日(木)
第1部(講 演)13:30〜17:00 (講堂)
第2部(交流会)17:10〜18:30 (A&B会議室)

・会 場

社団法人土木学会講堂(東京都新宿区四谷一丁目無番地、TEL:03−3355−3441)
(JR中央線、地下鉄丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅」下車徒歩5分)

・主 催

建設ロボット研究連絡協議会、(社)土木学会建設用ロボット委員会

・共 催

(社)日本建築学会、(社)日本ロボット学会、(財)先端建設技術センター、
(社)日本建設機械化協会、(社)日本ロボット工業会(順不同)

・参加費

5,000円(交流会は主催者招待のため無料です。)

・定 員

120名(定員になり次第締め切らせて頂きます。)

・趣 旨

今般、(社)土木学会、(社)日本建築学会、(社)日本ロボット学会、(財)先端建設技術センター、(社) 日本建設機械化協会、および(社)日本ロボット工業会の6団体で構成され、建設ロボットの研究・開発、 普及の推進等を目的とした「建設ロボット研究連絡協議会」と「(社)土木学会建設用ロボット委員会」 の共同主催による「建設ロボットフォーラム2009」を開催することになりましたので、ここにご案内 申し上げます。
我が国におけるロボット技術(RT)、情報処理技術(IT)などの急速な進歩は、従来極めて困難とされていた建設工事の分野における高度な自動化・ロボット化の実現を可能にしました。
また、建設分野における自動化・ロボット化への着実な歩みのもと、建設ロボットに対する社会的ニーズも高まり、現在はその特長を生かした効果的な活用が強く望まれています。
このような背景のもと、我が国における土木・建築をめぐる諸問題を踏まえて建設分野へのロボット導入の課題と将来を展望いたします。
本フォーラムでは、建設ロボットへの適用が期待される最先端の技術研究の現状とその成果について、我が国の当該分野の研究を代表する先生方にご講演を頂きます。
さらに、特別講演として(財)リバーフロント整備センターの竹村公太郎氏に「100年後の日本文明に備えて−日本人のインフラ:ロボット−」と題してご講演頂く予定です。
関連する各分野における関係各位の積極的なご参加を頂きますよう、お願い申し上げます。

・参加申込書

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・プログラム

(都合により講演題目等の一部変更があることをお断りいたします。)
<<第1部:講 演(於:講堂)>>
13:30   開会挨拶
13:40〜14:40   特別講演(60分)
 
題目:100年後の日本文明に備えて −日本人のインフラ:ロボット−
講師:竹村公太郎((財)リバーフロント整備センター理事長)
概要:21世紀、人類は地球規模の気候変動、資源の逼迫、環境悪化という厳しい局面に立ち向かうことになる。これらの問題を克服し、文明を存続させる役目は社会資本整備に携わる若者たちに託されている。今こそ、未来を俯瞰し、どのような備えをすべきかを議論し、社会に提言していく必要がある。本講演がその一助となれば幸いである。さらに、我々を支えるインフラとしてのロボット、という特異な日本文明を明らかにする。
14:40〜15:20   一般講演(40分)
 
題目:建物解体工事の現状と環境負荷低減につながるRT施工技術の提案
講師:柳原好孝(東急建設(株))
概要:建設現場における環境負荷低減の取り組みとして、「CO2排出量削減」、「化石燃料の使用量の 低減」などと同じように重要な事項として、「廃棄物の削減」がある。特に、解体工事で発生する建設副産物を廃棄物として処理しないためには、細かな分離・選別作業が不可欠である。これら作業を効率よく、安心安全に行うための「双腕マニピュレータ」を核とした建設系産業廃棄物処理RTシステムを提案、フィールド実験をもとにその有用性について述べる。
15:20〜15:30   休  憩(10分)
15:30〜16:10   一般講演(40分)
 
題目:ITによる地球規模の建設機械稼動管理システム
講師:三輪浩史(コマツ IT施工事業本部 KOMTRAXグローバル推進部長)
概要:世界各地に販売されるコマツの建設機械には、KOMTRAX(ITによる建設機械稼動管理システム)が搭載されており、日々の稼働状況・場所や機械の運転履歴を送って来る。既に世界の各地でこのシステムを搭載した10数万台が稼動しており、こうした情報発信型建機から得られる情報は、お客様の機械に対する予防保全や稼働率向上に加え盗難防止等極めて幅広い活用が可能となる。更に累積データを解析することにより、他にもさまざまな活用が期待されている。
16:10〜17:00   一般講演(50分)
 
題目:環境プラットフォーム「ロボットタウン」プロジェクト
講師:長谷川勉(九州大学教授)(予定)
概要:日常生活環境で人のために働くロボットを実現するためロボットに搭載された機能に依存する ばかりでなく環境に様々なマーカ、センサ、ネットワークなどを配置し、ロボットを支える仕組みが不可欠である。この作業環境の情報構造化の実現に向けた実生活モデルを基本としたロボットタウンプロジェクトを進めてきた。その経緯と概要を報告する。
17:00   閉会挨拶
<<第2部:交流会(於:A&B会議室)>>
17:10〜18:30   交流会(80分)

・問合せ先・申込先

社団法人日本ロボット工業会 建設ロボットフォーラム事務局
〒105−0011 東京都港区芝公園3−5−8 機械振興会館
TEL:03−3434−2919、FAX:03−3578−1404
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