8.建設技術者のための地盤の可視化と評価法」発刊に伴う講習会(東京会場)
トンネル調査研究会では、土木・建設分野における地盤の可視化を信頼性の高い地盤情報の提供手段として位置づけ、比抵抗高密度探査や高密度弾性波探査を用いた地盤評価について研究を継続してきました。2001年7月に、主に比抵抗高密度探査に焦点をあてた「地盤の可視化と探査技術」を出版し、さらなる探査・解析技術の高度化や信頼性の高い地盤情報に基づく地盤評価のための事業のシステム化などを研究テーマとし活動を継続してきました。
その結果、一つの探査手法では適用範囲や得られる探査精度に限界があり、単独の成果から多様で複雑な地盤を評価するのではなく、複数の探査・調査結果を総合的に評価する必要があること、および調査〜設計〜施工の事業全体の流れの中で探査や調査をシステム化して計画・実施することで、個々に得られた成果を無駄なく重ね合わせ、地盤情報の精度や密度を高めていくことが、事業の合理的な進め方として重要であることを明らかにしました。
このたびの出版は、このような2001年以降の研究成果をとりまとめたもので、コスト縮減を継続しなければならない社会情勢にあって、的確な情報による調査・設計・施工を目指す関係技術者にとって有意義な講習会であります。本講習会では、出版書籍をテキストとして使用し研究活動成果を報告すると共に、特別企画として独立行政法人土木研究所 脇坂安彦地質監による講演を行います。ご多忙中とは存じますが、奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます。
・主 催
(財)災害科学研究所トンネル調査研究会
・後 援
(社)土木学会、(社)地盤工学会、(社)日本応用地質学会、(社)物理探査学会、(社)全国地質調査業協会、(社)建設コンサルタンツ協会、(社)日本トンネル技術協会
・日 時
平成22年2月5日(金)13:00〜17:00
・会 場
浜離宮建設プラザ(大会議室)(〒104-0045 東京都中央区築地5-5-12)
・プログラム
時間 | 内容 | 講師 |
13:00 〜 13:15 | 建設技術における地盤の可視化 | 松井保(立命館大学) |
13:15 〜 13:40 | 物理探査技術の土木建設分野への活用 | 松岡俊文(京都大学) |
13:40 〜 14:05 | 地盤評価のために探査・解析技術の高度化 | 長谷川信介(応用地質(株)) |
14:05 〜 14:30 | 複合探査によるトンネル地盤評価技術の高度化 | 富澤直樹((株)鴻池組) |
14:30 〜 14:45 | 休憩 | |
14:45 〜 15:45 | 特別講演:リスクマネジメントから見た地盤調査における地質学の重要性 | 脇坂安彦((独)土木研究所) |
15:45 〜 16:10 | 地盤評価のために必要な地質学的視点 | 中川要之助(同志社大学) |
16:10 〜 16:35 | 土木建設事業の合理化を促進するための地盤調査のあり方 | 上出定幸 (西日本高速道路エンジニアリング関西) |
16:35 〜 16:50 | 今後に向けて | 村橋吉晴(英晃コンサルタント) |
※演題・講師については変更になる場合があります。
・CPDポイント
3.6単位
認定団体:(社)土木学会
認定番号:JSCE09-0473
認定番号:JSCE09-0473
・参加申込
1) 申込先 | (財)災害科学研究所 〒530-0005大阪市北区中之島3-2-4 大阪朝日ビル6階 TEL:06-6202-5602
次頁の申込用紙に記入の上、FAXまたはe-mailでお申込ください
FAX:06-6202-5603 e-mail : saiken@f2.dion.ne.jp |
2) 定 員 | 180名 |
3) 参加費 | 事前申込:\8,000 当日申込:\10,000 ともに書籍代金(定価\5,700)を含みます 当日、出版書籍を配布します (事前に申込をされ当日不参加の場合、書籍を配送します) |
4) 事前申込締切 | 平成22年1月9日(土) ※事前締切日までの会費振込により、事前申込の確認とします |