10.複合構造委員会「FRP複合構造研究小委員会(H208委員会)」の委員募集
応募締切日:2010年5月7日[金]
複合構造委員会では,下記の委員会を発足させることになりました。積極的に活動して下さる会員の参加をお願い致します.
・委員会名称
FRP複合構造研究小委員会
・委員長
杉浦邦征(京都大学教授),幹事長:西崎 到(独立行政法人土木研究所)
・公募する委員の数
20名程度.応募者数によってはご希望にそえない場合もございますので,あらかじめご承知おきください.
・活動期間
平成22年6月から2年間を予定.なお,旅費,交通費は支給されません.
・活動方法
2〜3カ月に1回程度委員会を開催する.また,必要に応じて調査・実験データ取得を分担して実施する.
・活動の目的
FRP橋梁をはじめとするFRP複合構造物は,FRP素材の軽量・高強度・腐食しないなどの卓越した性能を活かすことを期待して,近年,実用化が進みつつあります.また,設計の標準的な手法や考え方についても,ガイドラインの策定が複合構造委員会により進行中です.しかしなお,採用にあたって支障となる,いくつかの技術的な課題があるのが現状です.例えばFRPは設計の自由度が高いため,構造材料としての利用にあたってはその材料設計まで考慮する必要がありますが,材料の設計値を求めるための材料係数の算出には,データが不足していたり,いくつかの方法が混在して使用されたりしており,標準的な手法の整理が望まれています.また,FRPの素材,部材の試験評価方法についても,小規模な試験片サイズによる手法を準用しているのが通常であり,土木構造物に適した標準的な方法が定められているとは言い難いのが現状です.
そこで,本小委員会では以下の調査研究を行う予定です.(1)FRPの材料係数,部分安全係数に関する広範な実験データの収集,(2)土木構造物用FRP部材の試験評価方法の調査研究,(3)FRP構造物の開発動向と形式・材料毎の特徴の整理.
・応募方法
本委員会に参加を希望される方は,氏名,所属,連絡先住所,電話番号,FAX番号,e-mailアドレスの他,本小委員会に参加を希望される理由や期待することを明記の上,e-mailで下の宛先までお申し込み下さい.
・公募の締切
2010年5月7日[金]
・問い合わせおよび申込み先
申込み先:複合構造委員会「FRP複合構造研究小委員会」(H208委員会)
幹事長 西崎 到(独立行政法人土木研究所 材料地盤研究グループ)
e-mail : nisizaki@pwri.go.jp
e-mail : nisizaki@pwri.go.jp
© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会