14.「事例に基づく複合構造の維持管理技術の現状評価」および「都市橋梁の持続的デザイン」合同講習会
開催期日:平成22年12月7日(火)行事コード:59003 /行事略称:維持管理技術合同講習会
土木学会複合構造委員会維持管理小委員会では,平成22年5月に複合構造レポート04「事例に基づく複合構造の維持管理技術の現状評価」を編集・発刊いたしました.本レポートは,複合構造を対象とした維持管理に関する国内初のレポートで,複合構造の点検・調査,劣化・損傷の形態,残存性能の評価法に関する現状を懇切丁寧に解説し,維持管理対策のひとつである接着接合による補強・補修に関する最近の動向を取りまとめています.さらに,維持管理の現状評価に基づく「構造計画および設計に対する提言」と「点検調査に関する提言」を行っているところに大きな特徴があります.
また,日本鋼構造協会・景観を考慮した都市橋梁の補修・補強,改築法の調査研究小委員会では,テクニカルレポート「都市橋梁の持続的デザイン」を編集・発刊いたします.本書では,まず,都市橋梁を対象とした,地震対策,腐食対策,疲労対策,騒音・振動対策,維持管理に伴う補修・補強対策の現状をとりまとめています.また,橋梁の補修・補強に対して,統合的なデザインの観点が導入されている事例を紹介し,景観への配慮に潜む考え方をわかりやすく解説した国内においても稀なレポートとなっています.さらに,景観面への配慮を念頭に持続的に供用する橋梁の補修・補強へのアプローチを,ホーリスティック・アプローチと称し,今後の都市橋梁の補修・補強・改築法について論じている点に特徴があります.
このたび,維持管理,そして,補修・補強という共通性の高い内容であることを加味して,土木学会,日本鋼構造協会の共同で標記講習会を開催することが実現いたしました.今後の持続的な構造物の利用には欠かせない内容となっております.奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます.
・主 催
土木学会(担当:複合構造委員会),日本鋼構造協会(担当:景観を考慮した都市橋梁の補修・補強,改築法の調査研究小委員会)
・日 時
平成22年12月7日(火)10:00〜17:10
・場 所
土木学会講堂(東京都新宿区四谷一丁目外濠公園内)
・定 員
120名
・参 加 費
正会員:7,000円,非会員:10,000円,学生:2,000円(テキスト代別)
・テキスト
(1)「土木学会,複合構造レポート04,事例に基づく複合構造の維持管理技術の現状評価」を持参するか,あるいは当日会場にてご購入ください(特別販売価格3,000円).
(2)「日本鋼構造協会,都市橋梁の持続的デザイン−補修・補強のホーリスティック・アプローチ」を持参するか,あるいは当日会場にてご購入ください(販売予定価格4,000円).
・申込締切日
平成22年11月22日(月)
・申込方法
(1)土木学会会員
下記のいずれかの方法でお申込み下さい.
下記のいずれかの方法でお申込み下さい.
(1)土木学会ホームページhttp://www.jsce.or.jp/event/active/information.aspから申込み.
(2)土木学会ホームページhttp://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdfまたは学会誌巻末に掲載されている「本部行事参加申込書」を利用してFAXにて申込み.
申込書到着後,10日前後で折り返し「参加券」をお送りいたします.
(2)日本鋼構造協会会員
土木学会ホームページhttp://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdfから「本部行事参加申込書」を印刷し所定事項を明記のうえFAXにてお申込みください.また,会員の方は必ず通信欄に会員番号をご記載ください.会員番号の記載がない場合,非会員としての申込みとなる場合がございますのでご注意ください.申込書到着後,10日前後で折り返し「参加券」をお送りいたします.
(3)上記以外の方
土木学会ホームページhttp://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdfから「本部行事参加申込書」を印刷し所定事項を明記のうえFAXにてお申込みください.申込書到着後,10日前後で折り返し「参加券」をお送りいたします.
※申込みに関してのお願い
(a)申込締切日前に定員に達している場合がございますのであらかじめご了承ください.なお,締切日以降の事前受付はいたしません.ただし,定員に余裕がある場合のみ,行事当日に会場にて受付いたします.
(b)お申込み後,やむを得ずキャンセルされる場合は,必ず開催日の1週間前までに下記の「問合先」にご連絡ください.ご連絡がない場合は,参加費を徴収させていただきますのであらかじめご了承ください.
(c)申込みをされる前にご送金いただくことはトラブルの原因となりますので固くお断りいたします.
・問合先
土木学会研究事業課 複合構造委員会担当 竹原優子(Tel:03-3355-3559)
・プログラム
10:00−10:10 | 開会挨拶
横田 弘 (北海道大学)
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■第1部 「事例に基づく複合構造の維持管理技術の現状評価」講習会
【司会】溝江 慶久(川田工業)
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10:10−10:30 | 点検・調査の現状
羽渕 貴士(東亜建設工業)
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10:30〜10:50 | 劣化・損傷機構
谷中 聡久(横河ブリッジ)
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10:50〜11:10 | 性能照査の方法
谷口 望 (鉄道総研)
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11:10〜11:50 | 残存性能評価ならびに維持管理の事例
大西 弘志(大阪大学)
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11:50〜12:50 | 休 憩 |
12:50〜13:30 | 接着接合による部材補強・補修に関する最近の動向
鞆 一 (JFEエンジニアリング)
小林 朗 (日鉄コンポジット) |
13:30〜13:50 | 維持管理に対する提言
杉浦 邦征(京都大学)
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13:50〜14:00 | 質疑応答 |
14:00〜14:10 | 休 憩 |
■第2部 「都市橋梁の持続的デザイン」講習会
【司会】葛西 昭 (熊本大学)
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14:10−14:40 | ホーリスティック・アプローチ
久保田善明(京都大学)
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14:40〜15:50 | 比較的大規模な補修・補強,改築技術
未定
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15:50〜16:00 | 休 憩 |
16:00〜16:10 | 日常的維持管理と点検・モニタリング
松村 政秀(大阪市立大学)
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16:10〜16:25 | 景観への配慮
鳴海 祐幸(日建設計シビル)
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16:25〜16:50 | 補修・補強,改築,維持管理におけるホーリスティック・アプローチ
伊東 靖 (パシフィックコンサルタンツ)
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16:50〜17:00 | 質疑応答 |
17:00〜17:10 | 閉会挨拶
杉浦 邦征(京都大学)
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※プログラムは変更される場合があります.ご了承ください.
・その他
本講習会は土木学会継続教育(CPD)プログラムに認定されております.講堂の入り口にカードリーダーを用意しておりますのでご利用ください.