24.土木学会論文集A2分冊(応用力学)特集号の論文募集とシンポジウムの開催
論文締切日:2011 年 3 月 8 日[火] 17:00開催日:2011年9月6日[火]
場所:愛媛大学
応用力学委員会ホームページ:http://www.jsce.or.jp/committee/amc/
下記の要領により標記論文集の刊行とシンポジウムを開催いたします.土木学
会論文集A2分冊(応用力学)特集号とシンポジウムは,従来の部門を横断して,
土木工学の力学分野に共通の基盤を整えるとともに,関連諸分野との情報交
換・研究連携を進めて応用力学を発展させることを意図して行うものです.
著者は土木学会員である必要はありません.広範な分野からの参加を歓迎
致します.
1.対象および論文の性質
応用力学に関する速報的報告も含んだ研究成果.場合によっては展望を依頼論
文として含めることもあるが,一般投稿にはレビュー的なものは除きます.
他に投稿したものの二重投稿ではなく,著者オリジナルの論文で,目的・手段
・手法・モデル等のいずれかに,著者自身の創意工夫等,著者による独創的アイデアが含まれているものに限ります.他誌投稿論文の言語を翻訳し直しただけの
ものは受理できません.また,独創的・萌芽的な論文であり,論文の位置付けや目的が明記されていれば,即時的な工学的有用性や実用性は特に問いません.完
成度の面で多少の難点があっても,内容的に土木学会論文集(通常号)や,土木学会内各種委員会で発行している論文集と同等の論文であれば,登載候補論文として
取り扱います.
3名の査読者によるフルペーパー査読を行い,(必要に応じて再査読を経て)土木
学会論文集A2分冊(応用力学)特集号編集小委員会が最終判定を行います.
2.投稿部門
論文の募集ならびに査読は下記に示す部門別(部門名,主査,副査,キーワードを列記)に行います.
1. 物理数学力学問題−古典的問題から最新のテーマ−:
東平光生(東京理科大)・斉木 功(東北大) 基礎理論,破壊,分岐,不安定現象,パターン形成,モデル実験,計測・制御, 複雑系,最適化,他の部門に属さない力学問題
東平光生(東京理科大)・斉木 功(東北大) 基礎理論,破壊,分岐,不安定現象,パターン形成,モデル実験,計測・制御, 複雑系,最適化,他の部門に属さない力学問題
2. 逆問題:
鈴木 誠(清水建設)・三上修一(北見工大)・吉田郁政(武蔵工大)・小国健二(慶應大) 振動システム診断,逆散乱,トモグラフィー,熱画像,非破壊評価,残留応力推 定,波浪推算,降雨・流出システム同定,情報化施工,施工管理,物性値評価, 空間相互作用推定,交通ネットワーク制御,逆解析手法,適切化手法
鈴木 誠(清水建設)・三上修一(北見工大)・吉田郁政(武蔵工大)・小国健二(慶應大) 振動システム診断,逆散乱,トモグラフィー,熱画像,非破壊評価,残留応力推 定,波浪推算,降雨・流出システム同定,情報化施工,施工管理,物性値評価, 空間相互作用推定,交通ネットワーク制御,逆解析手法,適切化手法
3. 計算力学:
寺田賢二郎(東北大)・岡澤重信(広島大)・紅露一寛(新潟大)・牛島省(京都大) 差分法,有限要素法,境界要素法,高速解法,アルゴリズム,メッシュ生成, メッシュレス法,ベクトル・パラレル計算,移動境界問題,最適化,制御問題,可視 化手法,適応型計算法,均質化法,材料力学,破壊力学,大変形問題,材料非線 形問題,動的問題,波動問題,固体流体連成問題,乱流,地球環境・気象,騒音
寺田賢二郎(東北大)・岡澤重信(広島大)・紅露一寛(新潟大)・牛島省(京都大) 差分法,有限要素法,境界要素法,高速解法,アルゴリズム,メッシュ生成, メッシュレス法,ベクトル・パラレル計算,移動境界問題,最適化,制御問題,可視 化手法,適応型計算法,均質化法,材料力学,破壊力学,大変形問題,材料非線 形問題,動的問題,波動問題,固体流体連成問題,乱流,地球環境・気象,騒音
4. 非線形力学:
京谷孝史(東北大)・野田 利弘(名古屋大) 連続体力学の基礎,材料の構成則,地盤と岩盤,鋼とコンクリート構造,複合材 料,混合体,粉体の力学,変形の局所化とせん断帯,不連続面の解析,分岐と不 安定現象,振動と波動,ソリトン,衝撃,マイクロメカニクス,損傷力学,カオ スとフラクタル,制御理論,移動境界問題,接触問題,流体と固体の相互作用
京谷孝史(東北大)・野田 利弘(名古屋大) 連続体力学の基礎,材料の構成則,地盤と岩盤,鋼とコンクリート構造,複合材 料,混合体,粉体の力学,変形の局所化とせん断帯,不連続面の解析,分岐と不 安定現象,振動と波動,ソリトン,衝撃,マイクロメカニクス,損傷力学,カオ スとフラクタル,制御理論,移動境界問題,接触問題,流体と固体の相互作用
5. 離散体の力学:
前田健一(名古屋工大)・松島亘志(筑波大) 粒状体,複合体,混相体,非均質材料,地盤材料,岩盤材料,固液境界の力学, 土石流,土砂流,生体力学,液状化,離散体の変形,離散体の破壊,離散体の流 動,離散体の振動・波動伝播,ランダム系の力学,離散要素モデルとシミュレー ション解析,離散体の微視力学,離散体の連続体モデル
前田健一(名古屋工大)・松島亘志(筑波大) 粒状体,複合体,混相体,非均質材料,地盤材料,岩盤材料,固液境界の力学, 土石流,土砂流,生体力学,液状化,離散体の変形,離散体の破壊,離散体の流 動,離散体の振動・波動伝播,ランダム系の力学,離散要素モデルとシミュレー ション解析,離散体の微視力学,離散体の連続体モデル
6. 地震防災・耐震の数理と力学:
本田利器(東京大)・市村 強(東京工大) 耐震設計,構造動解析,強震動シミュレーション,地盤─構造系動的相互作用, 液状化/塑性化シミュレーション,災害シミュレーション,リスク評価手法,津 波,活断層,地殻活動,震源過程,波動伝播,耐震構造,その他
本田利器(東京大)・市村 強(東京工大) 耐震設計,構造動解析,強震動シミュレーション,地盤─構造系動的相互作用, 液状化/塑性化シミュレーション,災害シミュレーション,リスク評価手法,津 波,活断層,地殻活動,震源過程,波動伝播,耐震構造,その他
7. 流体力学:
泉 典洋(北海道大)・大本 照憲(熊本大)・細田 尚(京都大)・杉原 裕司(九州大) 遅い流れ,流れの安定化,乱流現象,乱流構造,境界層,密度流,混相流,波動, 空力振動・制御振動,熱/物質輸送,流体力・空気力・圧力,多孔体内での輸送 現象,流れの制御,移動境界問題,理論解析,数値解析,DNS ,LES ,乱流モデ ル,流れの計測,流れの可視化,現地観測
泉 典洋(北海道大)・大本 照憲(熊本大)・細田 尚(京都大)・杉原 裕司(九州大) 遅い流れ,流れの安定化,乱流現象,乱流構造,境界層,密度流,混相流,波動, 空力振動・制御振動,熱/物質輸送,流体力・空気力・圧力,多孔体内での輸送 現象,流れの制御,移動境界問題,理論解析,数値解析,DNS ,LES ,乱流モデ ル,流れの計測,流れの可視化,現地観測
8. メインテナンスの力学問題:
松本 高志(北海道大)・中畑 和之(愛媛大) 構造物もしくは材料の劣化・損傷・修復機構のモデリング・モニタリング・予測 ・制御、劣化・損傷・修復の物理化学問題、モニタリングの理論と応用、補修・ 補強の力学、非破壊試験、センサー理論、劣化・損傷の予測・制御理論、界面破 壊、材料修復、その他関連した問題
松本 高志(北海道大)・中畑 和之(愛媛大) 構造物もしくは材料の劣化・損傷・修復機構のモデリング・モニタリング・予測 ・制御、劣化・損傷・修復の物理化学問題、モニタリングの理論と応用、補修・ 補強の力学、非破壊試験、センサー理論、劣化・損傷の予測・制御理論、界面破 壊、材料修復、その他関連した問題
9. 相互作用系力学:
阿部和久(新潟大)・河野健二(鹿児島大)・宇都宮智昭(京都大) 地震荷重下の土木・建築構造物−地盤系、走行荷重下の軌道構造物‐地盤系,波 浪荷重下の海洋構造物−流体系、地盤−構造物−流体系、その他の振動源−媒体 系の動力学系,線形相互作用、非線形相互作用系、ひずみ依存性相互作用系、振 動数依存性相互作用系、速度依存相互作用系
阿部和久(新潟大)・河野健二(鹿児島大)・宇都宮智昭(京都大) 地震荷重下の土木・建築構造物−地盤系、走行荷重下の軌道構造物‐地盤系,波 浪荷重下の海洋構造物−流体系、地盤−構造物−流体系、その他の振動源−媒体 系の動力学系,線形相互作用、非線形相互作用系、ひずみ依存性相互作用系、振 動数依存性相互作用系、速度依存相互作用系
3.論文募集要項
投稿要領,執筆要領,送付票などの詳細については,応用力学委員会ホームペー
ジhttp://www.jsce.or.jp/committee/amc/をご覧ください.投稿された論文の登
載可否については複数名の査読者による審査とともに編集小委員会での審議によ
り決定します.可否の通知は2011年5月下旬,最終原稿締切は2011年7月下旬の予
定です.
4.論文集の刊行とシンポジウムの開催
土木学会論文集A2分冊(応用力学)特集号の刊行は,2011年8月下旬予定.
「第14回応用力学シンポジウム」は土木学会全国大会前日の2011年9月6日に愛媛 にて開催致します.論文集に登載が認められた論文の著者は,上記応用力学シン ポジウムで,その内容について講演を行う義務を負っていただきます.
なお,一人の発表者は原則として一論文の研究講演しか行えません.
「第14回応用力学シンポジウム」は土木学会全国大会前日の2011年9月6日に愛媛 にて開催致します.論文集に登載が認められた論文の著者は,上記応用力学シン ポジウムで,その内容について講演を行う義務を負っていただきます.
なお,一人の発表者は原則として一論文の研究講演しか行えません.
© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会