10.コンクリート委員会「コンクリート構造物の設 計と維持管理の連係による性能確保システム研究小委員会」(344委員会)の委員募集
応募締切日:2011年3月15日[火]
コンクリート委員会では,下記の委員会を発足させることになりました.積極的に活動して下さる会員の参加をお願い致します.
1.委員会名称
コンクリート構造物の設計と維持管理の連係による性能確保システム研究小委員会
2.委員長/幹事長
委員長:横田 弘(北海道大学),幹事:服部篤史(京都大学),佐藤靖彦(北海道大学)
3.公募する委員の数
20名程度を予定し,特に実務に携わる技術者の参加を歓迎致します.応募者数によってはご希望にそえない場合もございますので,あらかじめご承知おきください.
4.活動期間
平成23年4月から2年間を予定します.なお,旅費,交通費は支給されません.
5.活動方法
2〜3ヶ月に1回程度委員会を開催する.
6.活動の目的
設計供用期間に亘りコンクリート構造物の性能を確保するためには,設計,施工,維持管理の連係が不可欠となる.現行の示方書では,設計時に耐久性の照査を行い,種々の劣化要因によってコンクリートの性能が低下しないように検討される.その情報は,設計図書・図面等を通して施工者に引き継がれ,設計で想定したどおりのコンクリート構造物が建設されるよう努められる.一方,維持管理においては,これら上流側の情報が適切に伝達されておらず,当該構造物がどのような思考を経て建設されたかにはお構いなく,日々の点検行為や補修等が立案される.
構造物の設計においては,当該構造物が置かれる諸条件,設計供用期間,構造特性,材料特性,点検診断及び維持工事等の難易度,重要度等が勘案され,その性能確保の基本理念(「性能確保シナリオ」という)が示されなければならない.構造物の設置者や設計者は,それぞれの理念に基づいて,構造物の性能低下の状況を想定し,設計・施工や供用中の維持管理計画を考えることになる.一方で,仮定を積み重ねた設計の結果と維持管理における実際の構造物の状態や性能には乖離が生じることが多い.例えば,設計で想定した耐久性のシナリオは,実際には相当のばらつきをもって変動するため,維持管理の中でこのシナリオの妥当性を検証・評価し,修正を繰り返していくことが必要である.同時に,設計へのフィードバックあるいは設計法の見直しについても必要に応じて検討されなければならない.
本小委員会では,設計と維持管理の連係を密に行うための方策について研究し,構造物のライフサイクルを通して性能の確保をするためのあるべき姿を探求することを目的として,以下の調査・検討を行う.
(1) 耐久性照査の情報を施工段階を経て維持管理に伝達する手法
(2) 維持管理を反映した設計のあり方
(3) 設計を反映した維持管理のあり方
(4) 既存構造物の現有性能の評価法
(5) 点検診断結果等に基づく性能確保シナリオ(耐久設計)の修正法
7.応募方法
参加を希望される方は,氏名,所属,連絡先住所,電話番号,FAX番号,E-mailアドレスのほか,本小委員会に参加を希望される理由や期待することを明記の上,E-mailで下記の宛先までお申し込み下さい.
8.公募の締切
2011年3月15日[火]
申込み先
コンクリート委員会「コンクリート構造物の設計と維持管理の連係による性能確保システム研究小委員会」(344小委員会)
幹事 佐藤靖彦
E-mail: ysato[at]eng.hokudai.ac.jp
申込み先
コンクリート委員会「コンクリート構造物の設計と維持管理の連係による性能確保システム研究小委員会」(344小委員会)
幹事 佐藤靖彦
E-mail: ysato[at]eng.hokudai.ac.jp
© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会