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土木学会誌

委員会委員などの募集

16.鋼構造委員会 構造物の長寿命化技術に関する検討小委員会 委員募集


鋼構造委員会に下記の研究小委員会を発足させることになりました。今、多くの方から期待されているテーマ「長寿命化」の委員会活動に積極的に参加してくださる委員を募集します。奮ってご応募ください。なお、本委員会は、委員会出席のための旅費等は支給されません。

1.委員会名称

構造物の長寿命化技術に関する検討小委員会

2.提案者:鋼構造委員会幹事会

委 員 長:木千太郎((財)東京都道路整備保全公社、(財)首都高速道路技術センター)
副委員長:野上邦栄(首都大学東京)
幹 事 長:山口恒太(パシフィックコンサルタンツ(株))

3.委員会設立の趣旨、目的および活動

地球環境の保全が叫ばれている昨今、我が国は、いままでの有限地球資源の消費に立脚した消費型社会から限りある資源を有効活用する循環型社会、構造物を可能な限り長く使う長寿命化型社会への転換が喫緊な課題となっています。このような現状を踏まえ、国内においては橋梁、水道・下水道、港湾施設等の長寿命化に向けた種々な施策が全国的に展開しつつありますが、長寿命化の本質を正しく捉えた計画の策定、対策実施に向けた設計、施工、維持管理を適切に行う手法は未だ確立されておりません。そこで、本小委員会では、鋼構造物を対象とした長寿命化のあり方、実務に生かす設計法や施工技術、留意点などに関して提言することを目的として、構造物の長寿命化に関わる現状と課題、その解決策、将来性を多方面から検討します。
具体的には、これまで取り組んできた長寿命化に関する研究成果、海外を含めた多くの事例調査、検討を行い、調査に基づいた対象構造物の長寿命化に向けた評価、長寿命化の定義、長寿命化対策について幅広い議論を行います。その後、代表的な構造物をターゲットにして幾つかの事例研究を行い、それらに対して定量的な効果検証も行う予定です。そして、これらの成果から構造物の長寿命化に向けたガイドライン、マニュアルなどを取りまとめる予定です。

4.活動方法

全体委員会を2〜3か月に1回の割合で開催し、長寿命化とは、長寿命化のあり方、既存構造物の評価、長寿命化対策の事例研究を中心に審議を行い、提言に向けた委員会の進むべき方向をまとめます。また、全体委員会と並行して、検討項目ごとにWGを設置し、それぞれの事例収集、技術開発の現状を調査し、提言策定に向けたとりまとめを行います。活動期間は、活動開始から3年間とします。

5.応募方法

本委員会に委員として参加を希望する方は、氏名、所属、連絡先、長寿命化に関する得意分野を明記の上、応募理由と自己の抱負を添えて、幹事長の山口恒太まで、E−mail(アドレス:kouta.yamaguchi@tk.pacific.co.jp)でお申込みください。

6.募集期限

当小委員会への委員参加応募締め切りは、平成23年4月30日(土曜日)とします。
© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会