27.複合構造委員会「複合構造物の耐荷メカニズム研究小委員会」(2種小委員 会)の委員募集
応募締切日:10月31日[水]
複合構造委員会では,下記の研究小委員会を発足させることになりました。積極的に活動に参加してくださる委員を募集しますので,奮ってご応募下さい。なお,本委員会は複合構造委員会第2種小委員会のため,委員会出席のための旅費等は支給されません。
1.委員会名称
複合構造物の耐荷メカニズム研究小委員会(H212委員会)
2.構成
委員長: 斉藤成彦(山梨大学)
幹事長: 牧 剛史(埼玉大学)
委 員: 公募による委員(20名程度)
幹事長: 牧 剛史(埼玉大学)
委 員: 公募による委員(20名程度)
3.委員会設立の主旨・目的と活動内容
現在,合成はり,SRC,CFTなどの各種合成部材は,構造細目等の前提条件に基づき,平面保持を仮定した曲げ耐力算定法やトラス理論に基づくせん断耐力算定法などによって,耐荷力に対する照査が行われているのが一般的である.このような照査法は簡易ではあるが,新たな材料や構造形式が提案されると,その都度模型実験等を実施し,既往の照査式の見直しや新たな照査式の提案を行わなければならない.そこで,複数材料からなる合成部材の耐荷挙動をメカニズムに立脚して説明することができれば,より合理的かつ普遍的な照査法の提案が可能となる.
一方,すでに供用が開始されている既設構造物に材料劣化等による損傷が生じた場合には,新設設計時の前提条件を満たさなくなる恐れがあり,現有性能を評価する際に新設時の照査法が適用できなくなる可能性がある.したがって,複雑な条件下にある劣化の生じた既設構造物の性能照査を定量的に実施するには,耐荷メカニズムに立脚した照査法の確立が必要である.
上記のような観点から,本研究小委員会では,信頼性の高い部材実験や有限要素解析に代表される非線形数値解析の結果を利用して,各種合成部材の耐荷メカニズムの解明を目指す.特に,ずれ止めの非線形性を考慮した非線形解析法を構築し,合成部材の耐荷挙動に加えて,異種部材接合部の耐荷挙動についても詳細な分析を行い,合成および混合構造の合理的設計法に資する情報の提供を試みる.また,複合構造物の性能照査では,部材単独の照査ではなく,構造系全体の耐荷挙動に基づいた照査を行うことで,複合構造物の利点を最大限に活用できることから,構造系の照査法に関する基本的な考え方についても検討を行う.
<活動内容(予定)>
(1) 各種合成部材の耐荷メカニズムを明らかにし,メカニズムに立脚した照査法を提示する.
(2) 接合部の特性を考慮した非線形解析法を構築し,複合構造の性能照査への適用性を検討する.
(3) 構造系の照査法について,基本的な考え方を示す.
4.活動方法
年間数回の委員会およびE-mailによる集中的な審議を通じて活動を行う。
活動期間は2年間とする。
5.応募の方法
本委員会に委員として参加を希望される方は,氏名,所属,連絡先を明記の上,応募理由,興味のある研究内容または貢献可能な研究内容を簡潔に沿えて,下記連絡先へご連絡下さい。
6.申込み先
埼玉大学大学院理工学研究科 環境科学・社会基盤部門 牧 剛史
TEL/FAX 048-858-9069
E-mail:maki@mail.saitama-u.ac.jp
TEL/FAX 048-858-9069
E-mail:maki@mail.saitama-u.ac.jp