28.コンクリート委員会「鉄筋コンクリート構造の疲労破壊研究小委員会」(3種委 員会)の委員募集
応募締切日:12月17日[月]
コンクリート委員会では,下記の研究小委員会を発足させることになりました.積極的に活動に参加してくださる委員を募集しますので,奮ってご応募下さい.なお,本委員会はコンクリート委員会3種委員会のため,委員会出席のための旅費等は支給されません.
1.委員会名称
鉄筋コンクリート構造の疲労破壊研究小委員会(347委員会)
2.構成
委 員 長: 岩城一郎(日本大学)
副委員長: 佐藤靖彦(北海道大学)
幹 事 長: 土屋智史(コムスエンジニアリング)
委 員: 公募による委員
副委員長: 佐藤靖彦(北海道大学)
幹 事 長: 土屋智史(コムスエンジニアリング)
委 員: 公募による委員
3.委員会設立の主旨・目的と活動内容
高サイクル繰り返し載荷に対する鉄筋コンクリート構造物や部材の破壊安全性に関しては,過去の精力的な研究により高精度の疲労設計法が構築され,実務においても幅広く利用されています.また,床版については,独自の輪荷重走行試験機を開発し,繰り返し移動載荷に関する検討が行われ,これまで数多くの成果が蓄積されてきました.
一方で,疲労は時間スケールが長期に及ぶことから,繰り返し外力だけでなく,環境作用の影響(塩害,凍害,ASR,含水状態)を大きく受けるものの,その合理的な評価および対処方法は,未だ確立されていません.更新期を迎える社会インフラが多くなることを鑑みると,疲労を中心に据えた維持管理のあり方を真剣に議論する意義は大きいと考えます.また近年では,高サイクル繰り返し載荷に対しても再現性の高い材料非線形モデルを備えた,非線形解析手法が提案されています.
このような背景のもと,載荷実験や数値解析,およびフィールドワークによる知見を再整理し,それぞれの利点と限界点(実構造物との相違など)を踏まえた上で,一層の連携を図るべき時期に来ていると考えています.本小委員会では,構成材料の破壊メカニズムに基づき,コンクリート工学に携わる研究者・実務者が集まり,鉄筋コンクリート構造の疲労破壊に関わる諸問題について広く調査・研究を行うことを目的に,活動を行う予定です.その際,高度化・低コスト化が進む計測機器や非破壊試験の動向も勘案し,現在および近未来に相応しい,新設RC構造の疲労設計法と既設RC構造物の点検・管理手法に関する体系的な議論を実施したいと考えています.
なお,本委員会の活動においては,若手研究者・実務者の積極的な参画に期待し,個々の成果については,単に委員会成果として取り集めるだけではなく,個別あるいは共同研究論文として公表することを積極的に押し進めたいと考えます.
4.活動方法
年間数回の委員会およびE-mailによる集中的な審議を通じて活動を行います.委員構成が確定した状況に応じて,幹事会やWGを開催することもあります.
5.応募の方法
本委員会に委員として参加を希望される方は,氏名,所属,連絡先を明記の上,応募理由,興味のある研究内容または貢献可能な研究内容を簡潔に沿えて,下記連絡先へご連絡下さい.
6.申込み先
株式会社コムスエンジニアリング 土屋智史
TEL/FAX 03-5814-4710
E-mail:satoshi@comse.co.jp
TEL/FAX 03-5814-4710
E-mail:satoshi@comse.co.jp