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土木学会誌

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30.とうきゅう環境財団 多摩川およびその流域の環境浄化に関する基礎研究、応用研究、環 境改善計画のための研究・活動助成の募集


公益財団法人とうきゅう環境財団(理事長 西本 定保)は、1975年(昭和50年)より、多摩川およびその流域の環境浄化の促進や自然環境の保全などに必要な調査や試験研究を毎年公募してきています。その結果、これ迄に1,152件(新規・継続−学術研究722件、一般研究430件、13億6千万円)の調査・試験研究のお手伝いをさせて頂きました。
2014年(平成26年)4月からの助成についても、従来と同様、意欲的な調査や試験研究を募集致します。

1.応募資格者

下記研究対象テーマに掲げた調査や試験研究に意欲のある方であれば、どなたでもご応募いただけます。

2.助成研究対象テーマ

(1) 産業活動または住生活と多摩川およびその流域との関係に関する調査および試験研究
(2) 排水・廃棄物等による多摩川の汚染の防除に関する調査および試験研究
(3) 多摩川およびその流域における水の利用に関する調査および試験研究
(4) シンポジウム、音楽会あるいは出版等による環境啓発活動や、歴史的な遺産あるいは社会システムの維持保全・回復運動等、多摩川及びその流域における環境保全や文化の創造に広く寄与するもの。

3.応募方法

当財団所定の申請書に必要事項を記入、捺印の上、財団宛ご提出下さい。
「募集要項」「申請書」はホームページ上からダウンロードしてください。
http://www.tokyuenv.or.jp/invite

4.助成の決定

2014(平成26年)年3月に開催予定の当財団選考委員会で選考のうえ、理事会に諮って最終的に決定致します。

5.応募締切日

2014(平成26年)年1月15日(水)消印有効

6.応募にあたっての注意事項

(1)ご応募にあたっては当財団の定める「調査・試験研究助成に関する調査・試験研究の選定基準、助成の方法、調査・試験研究の実施方法、助成金の支払い方法ならびに調査・試験研究者の個人情報の保護の方法に関する規程」を必ずお読み下さい。
(2)過年度に不採用となった調査や研究の再応募は受付けておりませんので、同一の調査・試験研究課題で再応募される場合は、前回のものと調査や試験研究の内容のちがいがよく判るよう工夫して、申請書をご作成下さい。

7.助成研究の種別と諸条件

研究の区別 環境問題改善のための調査や試験研究で、専門性が高く、その分野の学識経験を必要とするもの。 環境問題改善のための調査や試験研究で、一般の市民が、特別な学識経験を必要とせず取り組めるもの。
(財団のホームページで過去の研究事例をご参照下さい。)
1件当たりの助成金総額の上限額 400万円 100万円
単年度の助成金上限額 200万円 100万円
研究期間 最長2ヶ年 最長2ヶ年
助成対象費目
(1)器具備品費

(2)消耗品費
(3)旅  費
(4)謝  金
(5)そ の 他

直接研究に使用する器具備品で一個、又は一式10万円以上の固定資産。
調査や試験研究に用いる各種材料、部品、薬品等。
調査や試験研究のための交通費、宿泊費等。
調査や試験研究のために臨時に雇った人の謝金等。
器機・設備などの賃借料、通信費、その他。
尚、一般研究については、従来からの調査・試験研究に加えて、シンポジウム、音楽会あるいは出版等による環境啓発活動や、歴史的な遺産あるいは社会システムの維持保全・回復運動等、多摩川およびその流域における環境保全や文化の創造に広く寄与すると思われるものも選考の対象といたしましたので、奮ってご応募下さい。
© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会



■平成25年度 研究助成金 受領者一覧■

1 新規 学術研究
(単位:円)
No. 研 究 課 題 代表研究者 所 属 研究期間 2013年度
助成金額
1 多摩川周辺の残る里山の植生の類型化に関する研究 鈴木 貢次郎 東京農業大学 地域環境科学部 造園科学科 教授 2年 1,000,000
2 多摩川流域の都市における保全上重要な植物群落の評価 吉川 正人 東京農工大学 大学院 農学府 助教 1年 1,690,000
3 多摩川水域における放射性同位体分布状況調査およびその地形との関連探究 井上 浩義 慶應義塾大学 医学部 化学教室 教授 2年 1,980,000
4 多孔性セラミックスと活性炭を用いた非電化フィルターによる多摩川河川水の滅菌と飲料化の研究 今田 千秋 東京海洋大学 大学院 教授 2年 1900000
合   計 (4件) 6,570,000
2 新規 一般研究
(単位:円)
No. 研 究 課 題 代表研究者 所 属 研究期間 2013年度
助成金額
1 多摩川における日本在来河原植物5種の分布調査 柴田 隆行 多摩川の自然を守る会 代表 2年 687,800
2 市民や子ども達による多摩川流域一斉水質調査についての新たな展開−電気伝導率、硝酸態窒素、リン酸態リンの測定− 渡邉 勇 美しい多摩川フォーラム 環境清流部会長 2年 459,700
3 高尾山におけるムササビの生態研究と普及啓発活動への利用 井上 太志 自然観察活動チーム Wild Lives Watchers 代表 1年 349,060
4 武蔵野台地の風土や課題などを読み解くための散策コースづくりの調査・研究と、それにそった散策会(歴史散歩)の実施 福田 恵一 小平市立小平第三中学校 社会科教論 1年 174,100
5 多摩川流域におけるカメ相の変遷 佐藤 方博 認定NPO法人 生態工房 事務局長 2年 654,000
6 多摩川流域(世田谷区玉川地域)における「食とアート」を通じた子どもの都市農業学習の支援活動 田中 翔 早稲田大学 社会科学部 社会科学科 3年 1年 860,000
7 多摩川及び福生地区の外来生物分布マップの作成 島田 高廣 特定非営利活動法人 自然環境アカデミー 代表理事 1年 1,000,000
8 多摩川・里川・秋川流域の低山丘陵地におけるニホンジカの分布拡大についての研究 御手洗 望 青梅自然誌研究グループ 1年 308,730
合   計 (8件) 4,493,390
3 継続 学術研究
(単位:円)
No. 研 究 課 題 代表研究者 所 属 研究期間 2013年度
助成金額
1 多摩川流域における都市部から山間部へかけての生物間相互作用の変異と環境教材開発:植物−送粉者系をもちいて 堂囿 いくみ 東京学芸大学教育学部自然科学系広域自然科学講座環境科学分野 准教授 2年 2,000,000
2 多摩川流域における放射性物質による河川水と土壌などの汚染状況調査と放射線・水環境を学ぶ市民教室の構築 吉田 政高 NPO千葉健康ネットワーク 理事 2年 1,908,000
3 多摩川流域の水生昆虫類の遺伝的構造 倉西 良一 千葉県立中央博物館 主任上席研究員 2年 1,825,080
4 多摩川上流域の山地斜面における深層崩壊に関する地形・地質学的研究 苅谷 愛彦 専修大学文学部環境地理学研究室 准教授 2年 1,031,550
5 首都圏の酸性雨の広域・長期観測データの解析に基づく多摩川流域への環境影響評価 田中 茂 酸性雨問題研究会 代表世話人 (慶應義塾大学理工学部 教授) 2年 1,000,000
6 森林の分断化に伴う生物種の絶滅リスク評価および優先保護区域の抽出:多摩丘陵における複数の種群・スケールの生物多様性を対象とした複合研究 小池 伸介 東京農工大学大学院農学研究院森林生物保全学研究室 講師 2年 1,252,000
7 多摩川生息魚類における漁病細菌の分布調査 間野 伸宏 日本大学生物資源科学部 専任講師 2年 1,874,000
合   計 (7件) 10,890,630
4 継続 一般研究
(単位:円)
No. 研 究 課 題 代表研究者 所 属 研究期間 2013年度
助成金額
1 多摩川を溯った江戸・東京の民俗「地口行灯と祭り」 岡崎 学 羽村郷土研究会 2年 67,000
2 多摩川流域の里山にトウキョウサンショウウオの産卵地を復活させるための調査・研究 飛弾 紀子 青梅カエル池プロジェクト 2年 78,680
合   計 (2件) 145,680
総   合   計 (21件) 22,099,700


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