13.地盤工学セミナー:地盤に起因する土木・建築紛争の解決に向けて-Part3
土木学会行事コード:38401
行事略称:地盤セミナー2014
行事略称:地盤セミナー2014
■セミナーの開催趣旨■
平成26年1月に東京において「地盤工学セミナー:地盤に起因する建築紛争の解決に向けて(Part2)」開催したところ多数の参加者を得て好評裏に終えることができました。その時も,参加者から同様のテーマでのセミナーをPart3として開催してはどうかという多数の希望が寄せられ,地盤工学委員会としてもテーマの時宜性,社会的要望の強さなどを念頭に置いて検討して参りました。
その結果,本年度も昨年度同様に土木・建築紛争にかかわるセミナーを開催することとしました。地盤にかかわる建築紛争においては,対象となる構造物が住宅のような建築物もあれば,擁壁のような土木構造物もあるということで,本年度はセミナーのタイトルに「土木」と加え,より幅広い問題について議論することに致しました。一方で,今までの実績も踏まえて「Part3」と,セミナーの継続性を保つことにも留意しました。
最高裁判所と土木学会との間で,土木学会に鑑定人や専門委員の推薦依頼があった場合には,土木学会司法支援特別委員会が窓口となって適任の方を推薦するという協力体制ができております。昨年度実施しましたPart2では,この協力関係に基づいて東京地方裁判所から現職の裁判官にご臨席いただき,大変興味深い講演を聴くことができ,地盤に関わる技術者としてどのような貢献が求められているかについて再確認できたと考えております。本年度も法曹界からの講師をお招きし,幅広い議論を展開したいと考えております。
また,昨年度から地盤品質判定士という資格が創設されました。これは地盤品質判定士協議会(正会員:(公社)地盤工学会,(一社)全国地質調査業協会連合会,(一社)地盤保証検査協会,(NPO)住宅地盤品質協会,賛助会員:(公社)土木学会,(一社)日本建築学会,(一社)建設コンサルタンツ協会)が,2011年東日本大震災の宅地を主体とした地盤災害(丘陵造成地の滑動崩落被害,低地の液状化被害)の甚大さに鑑み,地盤の品質判定が出来る専門家集団を組織化し,市民の要望に答えることができるようにと創設されたものです。土木・建築紛争が地盤に関わる問題に深く根ざしたものであるということからも,地盤品質判定士やこれを目指す方々にとっても本セミナーで行われる議論は大いに参考となるものと確信しています。
こうした現状に鑑み,平成26年度の地盤工学セミナー「地盤に起因する土木・建築紛争の解決に向けて-Part3」を,下記の要領で開催致します。
■開催要領■
○主 催:公益社団法人 土木学会 地盤工学委員会(委員長:三村 衛)
○協 賛:地盤品質判定士協議会
特定非営利活動法人 住宅地盤品質協会
一般社団法人 地盤保証検査協会
一般社団法人 地盤保証検査協会
○後 援:公益社団法人 地盤工学会
一般社団法人 日本建築学会
一般社団法人 日本建築学会 司法支援建築会議(予定)
一般社団法人 建設コンサルタンツ協会
一般社団法人 全国地質調査業協会連合会
一般社団法人 日本建築学会 司法支援建築会議(予定)
一般社団法人 建設コンサルタンツ協会
一般社団法人 全国地質調査業協会連合会
○日 時:2015年1月24日(土)9:30〜17:00(受付開始:9:00〜)
※土木学会の継続教育(CPD)認定プログラム(予定)
○場 所:日本大学理工学部駿河台校舎1号館CSTホール(御茶ノ水駅より徒歩約5分)
○定 員:200名
○参加費:3,000円(資料代含む)
■プログラム■
(※講演題目等は、変更される場合もあります)
9:30〜 9:35 | 開会挨拶 三村 衛(地盤工学委員会 委員長) |
9:40〜10:05 | 話題提供(1) 中村 裕昭(地盤品質判定士協議会 事務局長)
地盤調査の専門家から見た,小規模建築物における地盤調査について(仮題) |
10:05〜10:30 | 話題提供(2) 橋本 光則(住宅地盤品質協会 技術委員会委員長)
戸建住宅の地盤調査と基礎設計の実態とトラブル発生事例について
|
10:30〜10:55 | 話題提供(3) 佐藤 真吾(株式会社復建技術コンサルタント)
住宅建設に問題のある地盤情報と地盤品質判定士の役割 |
(休憩10分間) | |
11:05〜11:30 | 話題提供(4) 真島 正人(設計室ソイル)
理想的な小規模建築物の地盤調査について(仮題) |
11:30〜11:55 | 話題提供(5) 伊奈 潔(中央建鉄株式会社)
建設工事による周辺建物の被害補償と事例 |
(昼 食) | |
13:00〜13:45 | キーノートレクチャー(1) 三村 衛(京都大学 教授)
土木・建築紛争における地盤の役割と地盤工学の貢献 |
13:45〜14:30 | キーノートレクチャー(2) 井上 直樹(東京地方裁判所 判事)
裁判所から見た,地盤に起因する紛争事件について(仮題) |
(休憩10分間) | |
14:40〜15:05 |
話題提供(6) 江副 哲(弁護士法人匠総合法律事務所大阪事務所)
技術士兼弁護士から見た地盤に起因する土木構造物の瑕疵に対する法的責任 |
15:05〜15:30 | 話題提供(7) 望月 秋利(徳島大学名誉教授)
工学の妥当性と裁判 |
15:30〜17:00 | 総合討論(司会:諏訪 二) 全員 |
■申込方法■
●参加申込方法
学会誌綴じ込みもしくは、土木学会ホームページ上にあるPDFファイル(最終ページをご使用下さい。)
(http://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdf)の「本部行事参加申込書」に所定項目(特に行事コード番号:38401)を明記の上、研究事業課宛までFAX(03−3355−5278)にてお申し込みください。申込書が到着後、10日前後にて折り返し「参加券」をお送りいたします。土木学会HPホームページ
(http://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdf)の「本部行事参加申込書」に所定項目(特に行事コード番号:38401)を明記の上、研究事業課宛までFAX(03−3355−5278)にてお申し込みください。申込書が到着後、10日前後にて折り返し「参加券」をお送りいたします。土木学会HPホームページ
●申込締切日
平成27年1月9日 (金)【必着】
●申込に関してお願い
1.申込締切日前に定員に達している場合がございますので予めご了承ください。なお、締切日以降の事前受付はいたしません。但し、定員に余裕がある場合は、行事当日に会場にて受付致します。
2.申込後、やむを得ずキャンセルをされる場合は、必ず開催日の1週間前までに研究事業課宛ご連絡ください。ご連絡がない場合は、参加費を徴収させて頂きますので予めご了承ください。
3.申込をされる前にご送金頂くことはトラブルの原因となりますので固くお断り致します。
■参加申し込みに関する問い合わせ先■
土木学会地盤工学委員会(事務局担当:増永 克也)
E-mail: masunaga@jsce.or.jp / TEL: 03-3355-3559(直通)
E-mail: masunaga@jsce.or.jp / TEL: 03-3355-3559(直通)