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土木学会誌

委員会委員などの募集

13.鋼構造委員会「既設鋼構造物の性能評価と回復のための構造解析技術に関する小委員会」


鋼構造委員会に下記の研究小委員会を発足させることになりました.積極的に活動に参加してくださる委員を募集します.奮ってご応募ください.なお,本委員会は委員会出席のための旅費等は支給されません.

・ 委員会名称

既設鋼構造物の性能評価と回復のための構造解析技術に関する小委員会

・ 提案者:鋼構造委員会幹事会

委員長:岩崎英治(長岡技術科学大学)
幹事長:山沢哲也(鹿島建設)

・ 委員会設立の趣旨,目的および活動内容

現在、既設鋼構造物の点検・診断における健全度評価や補修・補強方法は、各関係機関の維持管理基準類に基づき判断されています。健全度を評価するための安全性照査方法、補修・補強方法さらには性能回復効果を把握する方法については、個別に検討を実施している場合が多い現状にあります。
このとき、既設鋼構造物の状態(作用と抵抗)をできるだけ正確に把握することが重要になります。既設鋼構造物の設計が性能設計体系へ進む場合、部材単位設計から全体構造設計への変更、格子解析による骨組構造解析からより高度な解析手法の適用が求められ、FEM解析、幾何学的非線形解析および材料非線形を含めた複合非線形解析の適用など大胆な変化も視野に入れる必要がでてきます。したがって、部材・部位および構造全体系のFEMモデル化に関する方針を示すことも急務です。
そこで、鋼構造物の代表的な劣化損傷である疲労、腐食、変位・変形(地震、火災、洪水、衝突)などに関して、既往の診断・措置事例における健全度評価のための照査方法、さらには補修・補強効果確認方法などの現状を調査し、維持管理の各段階における構造解析技術の活用の実態および問題点を抽出します。また、既設構造物の劣化損傷の性能評価および補修・補強後の回復効果に対する構造解析の適用方法、実測値を利用した解析モデル作成技術および新しい解析技術などを提案する予定です。

・ 活動方法

全体委員会を2〜3ヵ月に1回の割合で開催し,並行して,既往の診断・措置事例の収集と現状,維持管理の各段階における解析技術の活用の実態,既設構造物の劣化損傷の性能評価への構造解析の適用などは,WGを設置して検討します。活動期間は,2年間とします.

・ 応募方法

本委員会に委員として参加を希望する方は,氏名,所属,連絡先を明記の上,応募理由と抱負を短く添えて(書式自由),8月31日(月)までに,山沢幹事長(yamasawa@kajima.com)までE-mailでお申込みください.
© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会