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土木学会誌

委員会委員などの募集

13.コンクリート委員会「混和材料を使用したコンクリートの物性評価技術と性能規定型材料設計 に関する研究小委員会(JSCE353)」委員募集

応募締切日:12月18日(金)

コンクリート委員会では,下記の研究小委員会を発足させることになりました.積極的に活動に参加してくださる委員を募集しますので,奮ってご応募下さい.なお,本委員会はコンクリート委員会3種委員会のため,委員会出席のための旅費等は支給されません.

1.委員会名称

混和材料を使用したコンクリートの物性評価技術と性能規定型材料設計に関する研究小委員会(353委員会)

2.委員構成

顧 問:北海道大学大学院工学院・工学研究院 院長 名和豊春
委員長:日本大学理工学部土木工学科 教授 梅村靖弘
幹事長:日本大学理工学研究所 客員研究員 入江正明
幹 事(WG1主査)北武コンサルタント(株) 副社長 渡辺忠朋 
幹 事(WG2主査)前橋工科大学工学部社会環境工学科  准教授 佐川孝広 
幹 事(WG3主査)八戸工業高等専門学校建設環境工学科 准教授 庭瀬一仁 
委 員:公募による委員

3.委員会設立の主旨・目的と活動内容

コンクリートの高機能化・高性能化が求められるなか,多種多様な混和材料を使用したコンクリートが益々増加してきております.これら混和材料の個々の品質については,従来からJIS等で規定されております.そして混和材料を使用したコンクリート関しては「混和材料を使用したコンクリートの物性変化と性能評価研究小委員会(以下「333委員会」:活動期間2004年〜2010年)において,高炉スラグセメントコンクリートの物性評価技術が構築され,こうした物性評価技術を材料設計へ反映させた設計システム構築の重要性が明らかにされました.しかしながら,フライアッシュセメントコンクリートや各種の混和材料を組み合わせたコンクリートの物性評価技術については残された課題として位置づけられました.
以上の経緯を踏まえて,本委員会は,333委員会で残された課題を解決するため,キャラクタリゼーション評価手法については最新の分析手法を加え体系化を図り, フライアッシュ等の混和材料を使用したコンクリートの物性評価技術及びその評価法の構築とこれらの物性評価に基づいた材料設計を適切に構造計画書へ反映されるための設計システムの構築に資することを目指しております.
具体的な検討は,以下のWGを設置して活動いたします.

WG1(性能設計システム化)
・材料の特性に起因し,立地環境条件により要求される構造物性能(耐塩害、,耐骨材反応,低透水性など)に応じた材料設計が,適切に構造計画書に反映されるための性能規定型材料設計システム(以下「設計システム」という)の構築に資する知見の整理
・既存施設において使用されたセメントや混和材料の物性評価に対して構造詳細(形態や鉄筋配置等)を考慮した設計システムの構築
・混和材料を用いたプレキャストコンクリート構造等における長期性能評価法や積算の最適化による設計システムの構築
WG2(分析と物性評価)
・セメントや混和材料の材料性能や物性変化を評価するための個々の分析手法の整理体系化とコンクリートの物性を評価するための手法の検討
・性能規定型材料設計システムの構築に必要な構成モデルを構築するための既存モデルの特徴や課題の整理.
WG3(実態調査WG)
・長期使用されているコンクリートの性能評価に資するため,構造詳細,使用材料,配合設計,立地環境並びに維持管理履歴等について調査整理する.
・コンクリート構造物の設計基準と物性変化等に関する関連性調査

本委員会では,コンクリート構造物を設計・施工する実務者と学術研究者との連携をはかり検討を進めることが重要であることから,コンクリート構造物の設計やセメント等化学の分野からの実務者・研究者の参加を歓迎いたします.

4.活動方法

年数回の委員会とWG会議を通して活動します.必要に応じて幹事会やE-mailによる審議を行うことも予定しております.

5.応募方法

本委員会に委員として参加を希望される方は,氏名,所属,連絡先を明記の上,応募理由,興味のある研究内容または貢献可能な研究内容を簡潔に沿えて,下記申込み先へご連絡ください.

6.申込み先

日本大学理工学部理工学研究所 客員研究員 入江正明
TEL/FAX 03-3259-0687
E-mail:rujiang28@gmail.com
© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会