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土木学会誌

■土木学会誌2011年6月号モニター回答


■ 読者の皆様へ 東日本大震災と土木学会誌 京谷 孝史

東日本大震災を受けて、土木技術者集団のオピニオン誌である土木学会誌がどのような取組をしていくのかを期待してみておりました。今月号より本格的に掲載されている関連記事をみて、誌面という特性からはどうしても速報性の高い記事は難しいとは思いますが、土木技術者たちが震災に対してどう立ち向かっていたのか、どうやって立ち向かっていくべきなのかの軌跡を広く周知しながらしっかりと記録として残していくことにこそ価値があるものだと思いました。「真摯さ」という言葉は最近改めてよく聞くようにはなりましたが、まさに今後の特集にはそれが必要になろうと思います。執筆される方や学会誌編集委員会の真摯な姿勢に敬意を表します。
(所属:(株)福山コンサルタント 氏名:金子俊之)

■ 震災特集にあたり 阪田 憲次

今回の震災特集において、崩壊した防波堤、打ち上げられた船舶、橋梁の流出そして壊滅した街の被害状況の写真が掲示され、改めて今回の東日本大震災における甚大な被害を思い知らされました。また現在、原子力発電所の事故による影響も予断を許さない状況になっており、非常に懸念をしております。今までに類のないこの大震災により、我々日本人の防災意識が今後、高まることが言えるかと思います。災害に対する交通及びライフライン整備、重要構造物のあり方、そして災害に強い街をつくるために、土木技術者においては日本の将来における社会基盤整備の役割が重要となり、社会に対するその存在意義も非常に高くなっていくかと思います。
(所属:東京急行電鉄(株) 氏名:杉山 圭大)

■ 2-2 海岸・港湾構造物被害の発生状況 諏訪 義雄、富田 孝史

千年に一度と言われている巨大津波の被害状況を読み、改めて自然の驚異を感じたと同時に、社会資本整備の一翼を担う立場の人間として大いに反省をした。今回の津波で多くの生命と財産が犠牲となったことを考慮すると、津波対策は早急に行う必要がある。ハードによる対策も必要であるが、津波のメカニズムの解明は観測数が少ないことや、実験施設での津波の再現に関して課題もあるため時間がかかると考えられる。したがって、防災訓練等による災害意識の向上など、ソフトによる対策が重要になると思われる。今後発生が予想されている東海・東南海地震で同じことを繰り返さないためにも、我々土木技術者が担う責任は大きいと感じた。
(所属:東洋建設株式会社 氏名:山崎圭)

■ 3-4 構造物の津波被害 丸山 久一

今回の被害状況の中で、1996年の阪神淡路大震災後に対策を進めてきた耐震補強については、一定の効果が発揮できた。エンジニアとして歴史(失敗から得た教訓)を学び、次に活かすことが1つの重要なミッションとなっているが、これが実を結んだ一幕ではないだろうか。今回の結果から耐震補強の必要性を強く認識することができ、現在未実施の構造物等に対しても必要性の確証が得られたと思う。今回の震災で津波による大きな被害や液状化現象等、別の課題は発生しているが、この先発生確率がある震災に備え、被害を最小限に、かつインフラの早期復旧の実現に向け、取り組んでいくことが重要である。
(所属:東京急行電鉄 氏名:鶴池 康介)

■ 記事7 土木学会(日本都市計画学会・地盤工学会合同)東日本大震災特別委員会 第一次総合調査団調査速報 団長記者会見(要約)

東日本大震災に関してのレポートを興味深く読みました.私は 3月11日はビルの11階におり,初めて体験する震度5強の揺れの大きさに恐怖を感じましたが,震源が宮城沖と聞き再度驚きました.未曾有の大地震に対し,迅速,効率的な活動をしていただいている土木学会や関係者の方々のご苦労に感謝致します.これからの復旧復興や今後の災害対策まで課題は多くありますが, より安全安心な社会とするために私も微力ながら貢献していければと考えています.
(所属:五洋建設株式会社 氏名:原 基久)

■ 香港島を東西に貫き、洪水から市民を守る香港西雨水トンネル 植竹 弘

つい先日香港に行きましたが,狭小な土地に建物が密集している様,地震国日本では考えられないほどの柱や橋脚の細さは圧巻でした。そのように建物の強度や構造は違えど,集中豪雨が都市部の生活に影響を与えているという事実は我が国と同じであると思うと,自然の脅威を改めて感じさせられます。この雨水トンネルのような,自然に逆らうのではなく共生する技術が,世界で今後ますます必要となるのでは,と思います。
(所属:京都大学 氏名:高井敦史)

■ 北関東自動車道 待望の全線開通 椎本 謙次

東京を中心として放射状に高速道路が整備されているが、隣接する高速道路を連結する高速道路があまりないことを考えると、今回完成した路線を迂回路として利用することができ、非常に価値があると感じた。今回は、「PHOTO REPORT」ということで、記事中では「技術的課題も山積する区間であった」といった記載で留まり、あまり詳しく記載されていなかったが、工法やその他の土木技術等、詳細な内容を知りたいと思った。
(所属:首都高速道路 氏名:浅野 靖)

■ 第79回 特定非営利活動法人碧いびわ湖(旧:滋賀県環境生活協同組合)代表理事 村上 悟さんに伺いました

合併浄化槽の設置や雨水貯留タンクの設置等の事業は、「水の自主管理」を行うということに対して非常に意味がある事業であると思う。雨水貯留タンクを設置し、タンクに溜めた雨水を使用することにより、人々が水とのかかわり方を「考える」ちょっとしたきっかけになるかもしれない。このようなきっかけが無ければ水とのかかわり方を「考える」ことはないかもしれない。人間が生きていく上で欠かすことの出来ない「水」。その「水」とのかかわり方を考えることは、いつの時代においても必要なことであると私は思う。
(所属:日本水工設計(株) 氏名:森脇隆一)

歴史あるせっけん運動等の「環境生協」の活動を継承し、琵琶湖の未来に向けて取り組む村上悟さん。琵琶湖と市民の距離が遠くなり、子どもたちが描いた琵琶湖のポスターには地図でみるような琵琶湖の輪郭が描かれていたと。近畿の中では環境に関する取り組みが進んでいる滋賀県でも人と川や湖との係わりはまだまだ遠いと実感します。自分の身近にある水や土や緑とのつながりを見直すことの大切さを感じます。土木技術者には自然現象そのものや素材とのコミュニケーションが大事とも仰っています。川づくり計画にも係わられた経験からもえられたものだと思い、強く共感します。
(所属:パシフィックコンサルタンツ株式会社 氏名:松田尚郎)

■ 第5回 尾根道で数百年間残る「段築」に迫る! 松尾 幸二郎、辻本 剛士

恥ずかしながら、尾根道の街道、段築などの存在を初めて知りました。私は自然環境調査を担当してきましたので、動植物を探しながら、山野で道なき道を進むことは常です。その経験のなかで、滑落などに注意すれば、尾根部ではたしかに比較的安全かつ楽に歩けることは実感していました。中世以前には、尾根部の街道が重要な役割を果たしていたとのこと。戦国歴史絵巻を見聞きするにつけ、何千もの兵を瞬時にどうやって動かしたのだろうと常々疑問に思っていましたが、かつては最短距離を結ぶ尾根道が整備されていたと考えれば、合点がいきました。その遺構である段築が、数百年を経ても現存していることにも驚きました。これは歴史的土木遺産として、さらには災害時の緊急ルートとしてみなおされるべきだと思いました。
(所属:(株)建設技術研究所 氏名:上原 励)

道路が比較的平坦な場所を通るようになったのは江戸時代以降のことで、それまでの主要な道路と言えば、歩きにくい尾根筋の道路だったという。歩きやすい平坦な道路ではなく、あえて尾瀬道を選んでいたのは、敵兵やけものに備えたり、見通しが良く、方向が確認しやすいなどがとのことで、今とは道路の計画を立てる際の優先順位のあまりの違いに驚くと同時に、技術の進化のすごさを改めて感じた。今後、尾瀬道を通る機会があれば当時の人々がどのような思いでこの道路を通っていたのかに思いをはせながら歩いてみたいと思う。
(所属:首都高速道路(株) 氏名:飯島雄一)

■ 記事1 欧州建設産業にみる国際競争力向上戦略 草柳 俊二

海外企業の実例と戦略や,国内企業の現状や方向性についてよく理解できました.国内企業でも電気機械関係企業は円高の影響もあり積極的に海外に進出しています.建設系企業は以前から海外進出を試みていますし,その必要性も十分認識していると思いますが,なかなかうまくいっていません.今後の海外進出においては,記事にあるように事業への関わり方や専門業者との関係のあり方等について,考えていくことも必要と思います.
(所属:五洋建設株式会社 氏名:原 基久)

国内のプロジェクトが減少していく中で、当然技術革新の場が減少することになるため、今後の国際競争を考えたときに、建設産業の構造改革が急務である。確かに現状では、想定外の事態になったとき、事業者(発注者)が方針を出すまで、受注者が待ち状態になることがある。両者が連携して動けばよいが、経済的な問題が大きければ、調整に時間がかかり、課題解決までに時間を要する。ここを如何にスピーディーに進めるかは今までも考えていたが、建設産業の構造という視点ではそれほど意識していなかった。関係者一人一人が将来のことを考え、他人事にせず取り組んでいかなければならない課題である。
(所属:阪神高速道路(株) 氏名:時 譲太)

高コスト体質の日本建設企業が世界で戦うには現地化が不可欠と考えていたが、筆者によると、それは事業展開の手段でしかなく、基幹競争力は社会基盤事業を創造し、総合的に推進する能力とのことである。私が海外駐在時に直接見聞したところでも、技術力もさることながら、事業実施に必要な資金調達、世界規模のネットワークを活用した低コストのリソース確保、プロジェクトの進捗管理こそが競争力の源泉となっているようである。さらに筆者によると日本大手企業は、外注切り替えを進めた影響で「技術の空洞化」が進み、施工技術そのものが国際競争力を失いつつあるとのことであるとのことであり、悩みは深い。次ページ下段に大文字で書かれたのが「世界に誇るわが国のインフラ技術」とは皮肉なものである。
(所属:国土交通省 氏名:佃 誠太郎)

■ COLUMN エンジニアリング企業の人材採用と育成 松岡 孝哉

土木業界とすぐ隣とも言ってよいエンジニアリング業界で、これだけ国際化人材養成が進んでいることを改めて知って勉強になった。国際化というとすぐに「人材を育てる必要性」が言われる中で、実際のアクションとなると手をこまねいている会社が多い土木業界に、短い記事ながら非常に新鮮なインパクトを与えてくれる記事だった。もっと社員の生の声など、具体例を掘り下げた続編を期待したい。
(所属:アクセンチュア株式会社 氏名:宅間 朗)

海外で成功する人材に育てるうえで、会社の求める人材像を「自立」と「技術力」という2項目に共感 がもてた。海外での成功例では、現在海外でプレーするサッカー選手等と重なった部分が多く、成功している選手の多くが様々な経験を得ていく中で、日常生活も含めたメンタルの強さ、自身の信念、一歩踏み込む度胸、コミュニケーションを含めた海外サッカーの技術力を磨いて自分のものにしている。近年、海外からの見られ方も変わってきているのは事実である。時間はかかるが、エンジニアも日本人の強みを維持しつつ、他国の文化を柔軟に吸収できる人材を育て、「世界からの見られ方」を変えていけるようになればよいと思う。
(所属:東京急行電鉄 氏名:鶴池 康介)

現地の人材と協力して海外でプロジェクトを為す時に問題になるのは,やはりコミュニケーションではないかと思います。特に土木や建築の部門では,高い技術力と精度が求められ,些細な誤解でも施工ミスにもつながると考えられます。どうすれば現地の人材と齟齬なく意志が伝達できるのか,日本ブランドの海外進出のためにも,このように実績があり先行して海外事業を成功されている企業が他の企業を先導して,日本全体を盛り上げていってもらいたいと切に願います。
(所属:京都大学 氏名:高井敦史)

国際競争力が求められている今日,いち早く国際化に対応してきた日揮の取組みがよく伝わりました。グローバルな環境において成功・失敗など様々な経験を積ませることで,多国籍スタッフを牽引するリーダーシップ,それを担保する技術力と専門性を備えた人材を育んでいると思われます。これは会社のサポートとともに,何より個々が自ら育とうとする意思の現れの結果に違いありません。今後,国際競争力がさらに求められる中で,各企業が採用・育成方法について見直すことは喫緊の課題になり得ると感じました。
(所属:新日本製鐵 氏名:久積和正)

■ 記事4 公共調達を国家戦略としてとらえる 広瀬 宗一

日本の社会基盤の良質さの要因として、一般にはあたかも公共調達がうまく行われてきたかのように言われがちだが、「安ければいい」というデフレ的風潮の中で、品質はひとえに民間技術者の良心によってのみ支えられてきたと言っても良いだろう。しかし英国の建設調達改善の経緯を他山の石として見れば、もはや官側の公共調達意識の変革なくしては、良質な社会基盤の維持ができなくなるタイミングであることが改めて認識できる、大変重要な記事であった。
(所属:アクセンチュア株式会社 氏名:宅間 朗)

本記事では持続可能な公共調達とそれを支える技術や人材を確保することの重要性が力強く説かれており、30代の一土木技術者として、本当にありがたく感じました。この点こそが、現在の公共調達に関する議論において不足している点だと思うからです。私は常々、会計法第二十九条の六にある「国にとって最も有利」の判断を、個別工事の範囲のみで行うのではなく、公共工事の持続性や発展性をも考慮した上で行うべきだと考えています。そうすれば、必然的に「技術者のやりがい」に着目した議論になり、土木技術者にとっても世の中にとっても良い方向に向かうのではないかと思っています。
(所属:鹿島建設 氏名:嵩 直人)

■ 企画趣旨 見坂 茂範

日本橋≠フような土木遺産が保存され、再生されることは、我々の先人がものづくりに真摯に取り組んで来たことを後世に伝える、よい事象であると思います。道路の日本橋≠ノ対向するように、平成14〜15年頃に荒川の旧岩淵水門≠フ重要文化財指定に向けての検討が国交省内部で行なわれ、その一部の検討に加わったことがあります。話は途中で中止になったようでありますが、今後、もしチャンスがあれば、“旧岩淵水門”も文化財として保存していただきたいと思います。
(氏名:金原義夫)

以前、日本橋の橋洗いに参加させて頂いたことがあります。橋洗いには、地元の方々、周辺地域の企業の方々を中心に大勢が集まり、日本橋を中心に地域のまとまり、人々のつながりが形成されている事を感じました。今回の記事からも、橋の大規模な補修と洗浄にかけられた皆さまの強い思いを感じました。五街道の起点であり、名前からも日本を象徴する橋である日本橋が、今後も良好な状態で保存・利用される事を願います。
(所属:大林組 氏名:住永哲史)

■ PART2 日本橋の橋面補修の概要 永田 義久

歴史的価値の高い日本橋は、同時に現在のインフラにとっても重要な箇所であると言う極めて条件の悪い中で、補修作業が行われたことが分かった。中詰め材にレンガを用いると言うのも興味深い件であった。時間とコストとの戦いの中で、道路元標を元に戻し、更にインフラとして役立つ日本橋に仕上げた補修の作業に携わった方々には本当に頭が下がる。
(所属:中野区役所 氏名:諸井 敬嘉)

■ 新たな建設事業のパラダイムへ 藤森 弘

いかに国内の土木業界が足元から危機に瀕しているかが切実に伝わる内容であった。他の国際化の論調と同様、結論が常に「人材養成の必要性」に行ってしまうのが気になったが、製造業など他の業界とて同じような人材不足に悩みながらも、より厳しい海外からの荒波に耐えて乗り越えてきている。建設事業の新たなパラダイムを、時代に即して柔軟に、かつ早急に考案・実現に移し、魅力的な労働市場を生み出せば人材は後からでも外からでもついてくるのではないだろうか、などと考えさせられた。
(所属:アクセンチュア株式会社 氏名:宅間 朗)

■ 文明を支える我々が今なすべきこと 首藤 伸夫

「自然に向き合う姿勢はどうあらねばならないか」これは、東日本大震災によって、多くの土木技術者が 直面している難しい課題ではないかと思う。そのような中、首藤伸夫氏の論説に書かれている「万一の場合に備える方法を講じる知恵」は非常に重要なキーワードであると考える。自然外力を最大限想定し、それを防ぐインフラを整備するという考え方も必要であるが、万一「起こってしまった場合」の備えをハード・ソフト両面で如何に組み込むか、この論説を読み、重要性を認識した。正直これまで認識の浅かった視点であり、これを契機に、インフラ整備に携わる者として、じっくりと考え議論していくべきことであると感じた。
(所属:JR東日本 氏名:山田 拓也)

■ ダムファンとの四夜共振イベント“with Dam ☆ Night”で得られたもの 川崎 秀明、北川 正男

タイトルを見ただけで興味をそそられる記事でした。そして、内容を読み、第一印象の通り、とても面白い記事でした。本記事のように、市民と専門家が和気藹々と意見交換をすることは非常に大切だと思います。かなり勉強されている市民の皆様は、きっとダムの必要性を理解され、これからの社会において、ダムは どうあるべきかとお考えを持たれているのではないでしょうか。ダムをはじめとする公共工事に対する理解も、本イベントに参加された市民の皆様にはあったのではないでしょうか。ぜひ、多くの市民の皆さんに、ダム以外の構造物、そして公共工事、土木事業などにも興味を持っていただき、そして十分理解をもって いただき、その上で様々な意見交換ができればと思います。そうすることで、土木技術者が目指す社会資本整備のビジョンと市民が思う公共工事のイメージのギャップを埋めることができるのではないでしょうか。
(所属:日特建設(株) 氏名:田中 尚)

私もかつて卒論のテーマがダムに関することであったので、大変親しみを持てる内容であった。近年八ッ場ダムをはじめとするダム不要論が叫ばれる中で、ダムファンとエンジニアがうまく協力しあい、イベント自体も盛況を呈したとのこと。ダムファンのサイトも拝見したが、非常に良く作り込まれていて、学生時代に訪れたダムが多数掲載されていて懐かしさを感じた。こういった取り組みはダムのみならず他の社会資本でも参考になると思う。今後の市民広報の一手法として大いに期待したい。
(所属:阪神高速道路(株) 氏名:志村 敦)

■ 原子力発電所等の最重要構造物における「残余のリスク」の考え方 大塚 久哲

原発事故対策の3原則である「止める」「冷やす」「閉じ込める」について残余リスク≠できるだけ小さくするのは、技術屋の当然考えるべきものと思いますし、考えないで設計したならば、設計上の瑕疵と考え、それが原因の被災ならば、賠償が求められるのは当然と思います。今の世の中、効率等の率や点数等、数字の結果のみが求められることが多いように感じますが、技術者としては、それらの流れに流されることなく、元来の考え方に戻り、課題に対して最もベストなものを選定するようにすべきであると考えます。自然の恵み、エネルギー等を少し使わせていただくという概念に立って、自然に対して謙虚になることが重要と思います。
(氏名:金原義夫)

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